農業ブログ

お金をかけずスマホで農作物を売る(初級編)

投稿日:2023年7月1日 更新日:

去年まで数件しか売れませんでしたが、今年はありがたいことに100件以上売ることができました

ご愛顧いただいたみなさん、本当にありがとうございます!

そこで今回はこの過程をシェアすることで、農家さんの助けになるかと思ったので書いていきます。

スマホとネット環境があれば無料でできました。

ステップは以下の通りです。

  1. メルカリを登録する
  2. 自分が売る商品の市場リサーチする
  3. 市場値段より少し安くして出品する
  4. 1件売れたら即レス、即出荷する
  5. 売るバリエーションを増やす
  6. コメントもらったら即対応

1、メルカリを登録する

まずは、売り場を作ります。

※メルカリを登録されている方はここは飛ばしていただいて構いません。

他のフリマサイト、ラクマやPayPayフリマなどでも大丈夫です。メルカリを使う理由は、ユーザー数が一番多いので、売れやすいため。自分でHPを作って売るのは僕はやめました。

参考までに、手数料やユーザー数を下の表でまとめてみました。

ちなみにPayPayフリマは手数料が安いので同時進行しようと思い、メルカリに慣れたところで途中からPayPayフリマも始めました。

では、売り場を作るためにメルカリの登録をします。

メルカリのサイト

YouTubeで公式がわかりやすく解説してるので、動画をみながら簡単に登録できます。

余談ですが、登録は「メールアドレスで登録」が個人的にはオススメです。

Google登録などは便利ですが、もし漏洩したりするとそのアカウントから芋づる式に使えなくなる恐れがあるので、メルカリはメルカリで登録しておいたほうがなにかあったときのために助かります。

2、自分が売る商品の市場リサーチする

売り場が完成したら、市場調査をします。

僕の場合は、にんにくだったので「にんにく」を検索してみます。

※勝手に写真をあげていいのかわからなかったので写真をぼかしています。

一通り眺めると、

1kg 1400円、1980円、2980円など値段はバラバラです。

相場は中央値あたり(1980円)が良いかなと思いますが、初めて売ろうとする価格は、下の価格帯(1400円)を基準で考えることにします。

すでに有名な方であれば高値でも売れるかもしれませんが、僕のように新規で入った方が相場で出しても、やっぱりお客さんは評価が高い方を買ってしまいます。

ですから、最初は値段を安くしてとにかく売る経験を重視します。

「えっ!安く売ったら利益がないから意味ないじゃん」

って思われるかもしれませんが、お客さんの視点からすればまだ取引経験が0の人から買い物をするには勇気がいるため購買率は下がります。

利益が少ないのでやる気が下がってしまうかもしれませんが、売る経験を積むことで後々に大きなメリットが生まれます。

  • ネット販売の流れがわかってくる
  • 売れる商品の作り方、見せ方がわかってくる
  • すぐに売れるようになる
  • 自分が想定しないトラブルが起きたときの体制がつく

何度か取引をしていると想定外のことがいくつか起きました。

表記の問題や返品希望といったネガティブな対応だけではなく、「こういった商品ありますか」「これくらいの重量分ください」など購入に繋がるポジティブなコメントが来たりします。

その経験が、困ったときの対処法になり、お客さんが求めている売り方に繋がります。

最初は薄利かもしれませんが、経験を積むというのはとても後々に大きな恩恵がありました。

3、市場値段より少し安くして出品する

値引きは最後の手段として使いたいところですが、はじめのうちはとにかく薄利でも経験重視です。

安めの市場価格帯1400円より安くして1300円くらいで売ってみます。

ちなみに僕が使った方法としては「PayPayフリマデビュー割引」みたいな感じで割引して販売しました。ただ安くするっていうよりも意味がある割引の方が良いと思います。

4、1件売れたら即レス、即出荷する

そして売れたら即レス(即座に返事)です。

1、感謝のコメントを返す

2、即出荷

自分の商品が購入されるとスマホから通知が届きます。そしたら…

・ごあいさつ、感謝

・出荷日

など、をコメントで返信します。いつ送るのかコメントしておくと購入された方も不安にならないと思います。

僕はとにかく売れたら即出荷していたので、悪い評価はほとんどありませんでしたし、「素早い配送ありがとうございました」などのコメントをいただき誠意が伝わったかなと思います。

ちなみに、集荷サービスは(100円かかりますが)とても便利です。

愛知県では夕方便までに集荷すると最短翌日にお客さんの元へ届きます。これは地域によるかもしれないので確認してもらうと良いですし、北海道や離島などへは2日かかることもあります。

うちの場合、野菜といってもにんにくだったので3日ほどかかってもそこまで大きな問題にはなりませんが、野菜によっては翌日届いてもらわないと困るものもありますからね。

5、売るバリエーションを増やす

1件売れたら同じような商品を出し続けて、他のバリエーションで出すことをオススメします。

例えば、1kg単位で販売していたら、2kg、3kgなど

複数品種を混ぜてみたり、カレーの具材セットなど。

自分が思っているものと違うものが売れることが起きます。

出品手数料は無料ですので、とにかく思いついたバリエーションで販売してみると良いと思います。

実は僕、ニンニクはたくさん食べるものという認識がなかったので、せいぜい1kgくらいでしか販売できないだろうと思い込んでたために、1kg単位で販売しかしていませんでしたが…

今年を振り返ってみると、なんと4kg以上のものが一番多く売れていました!

6、コメントをもらったら即対応

何度か取引をしているとコメントをいただくことが多くなりました。

「5kgありますか?」

「今在庫あるだけほしいです」など

2kgの販売をしていたときは、もっと重量があるものがほしいお客さんのニーズに気づかなかったので、こうした声を聞くことで5kgの商品を用意することに気付けました。

とくに今年の終盤では、訳あり品が大量に出たので訳あり価格で出していたところ、「在庫あるだけほしい」というコメントをもらったときは驚きました。

もちろん良いことだけではなく、コメントをいただいたからといって販売に繋がらないこともありましたので期待しすぎも考えものかもしれませんが、コメントからの購入も侮れません。

でも、コメントの返信が遅すぎるとお客さんも購買意欲が下がってしまうのでなるべく早く返信したほうがよいと思います。僕はすぐにわかる内容であればすぐに返信して、確認が必要なケースでは「今日中に確認してお返事します」というコメントを返して、その日のうちに返すようにしていました。


フリマアプリを使って無料で野菜販売する流れはこんな感じでした。

これでも本業以外に月10万円以上の売上と、お客さんとの交流があったことはとても良い経験になりました。今年の経験を糧にして、来年はもっともっと多くの方にお届けしたいですね。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

一通り読んで、一度フリマアプリで野菜を売ってみようと思えたら、プロフィールや写真の撮り方なども気になる方もいらっしゃると思います。

僕のでよければ参考にしていただければと思いますので、リンク貼っておきます。

みやた自然農場のメルカリリンク

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