最近はオーガニックとか有機野菜とかよく見かけますよね。
僕の畑では既存の(指定された農薬や化成を使った)農法でやってきましたが。
一部を有機野菜専用の畑に移行はじめました。
有機野菜って何なの?

そもそも有機野菜って何?
なんか体によさそう、形が整ってないとか、高い野菜とか…?
って方も多いかと思います。
有機野菜って言葉は昔はありませんでした。というのも、昔は有機野菜だったからです。
産業革命が起きて、効率的に生産をする上で今のような農薬や化成を使った農法が生まれたので、有機野菜というのは、過去の野菜みたいなものです。
加工して作られた化学肥料や農薬を使うことで、野菜を大きくしたり、見栄えがよくなる効果があって、野菜に虫がついてないから消費者もそちらを求める声が多かったから余計に有機農法で野菜を作る農家さんは減っていきました。
ただ、虫がよりつかないようにすることで野菜は丈夫できれいにできあがるようになった反面、人間にも少しずつ悪影響がでるようになったわけです。ただしこれは大量に摂取することが原因であったりしますが。
そこで、今では国によって使用できる農薬が決められています。
さらに有機野菜は、農水省のJAS規定を受けないと表記することができません。
畑の土壌検査や、飛散してこないような対策も必要な上で、化学肥料や農薬を2年以上使っていない畑で作る必要があります。
つまり、有機野菜は昔の野菜で、認定済みの野菜ということになります。
有機野菜が高い理由
単純に手間です。
- 除草剤を振れば草取りの時間もかかりませんが、それができません。
- 化学肥料を使えば、野菜を大きく育ちますが、それができません。
- 殺虫剤を使えば、虫食い野菜を減らせますが、それができません。
つまり、楽するための手段を断ち切られるので手間がめっちゃ増えるから大変
有機野菜をはじめたきっかけ
もうかなり古い建物(築90年くらい)を取り壊すことになり、その跡地になにかできないかとなり、畑を作ることにしました。
だから、この土地は肥えてない(畑に適してない)状態なのですが、農薬や化成が使われていない土地なので、そこを有機栽培用に取り入れていくことにしました。

面積としては、縦6mの奥行き9mの広さなのでそこまで広くはないですが
肥えてない土地でも栽培できるといわれるさつまいも(安納芋)を植えてみることにしました。
農薬はもちろん使わず、肥料も熟成有機肥料を起用します。

季節としては遅めの7月20日に植えましたが、秋頃に期待しています。
とはいっても、まだ認定を受けたわけではないので有機野菜としては販売できませんが、農薬を使わない野菜を作っていきます。
またこちらの収穫したさつまいもを販売していきますので、お楽しみに!