
このご時世ですから、僕も含め減収された農家さんいらっしゃるかと思います。
そこで今回は農業をやっている人の支援金について僕が実際に体験した経緯を綴っていこうと思います。
高収益作物次期作支援事業とは
7月で〆切。引き続き生産農家さんに支援金を支給するという制度です。
外食需要の減少により市場価格が低落する等の影響を受けた野菜・花き・果樹・茶などの高収益作物について、次期作に前向きに取り組む生産者を支援し、国内外の新たな需要促進につなげます。農林水産省引用
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/jikisaku.html
2020年の2月から4月までの間も高収益作物を生産し販売、やむなく破棄した農家さんの支援金です。
僕自身も該当するので申請手続きを試みることにしました。
高収益作物とは
結論は、ほとんどの作物に適応するみたいです。
米農家さんは非該当のため注意が必要ですが、だいたいの作物に適応するみたいです。僕の場合は、モロヘイヤやナスです。
季節的に夏野菜になってしまいますが、だいたいの野菜は大丈夫です。JAの営農へ相談すると親切に教えてくれます。
どういう流れか
①JAへ相談にいきました。(JA経由で申請することになるので)
②農地台帳の最新版が必要だったので、市役所へ取りに行きました(無料)
③JAからもらった申請書に印鑑もって記入して申請する。(結果は後日)
④必要な肥料等購入。栽培日誌をつける(7月の間)
いくら支援してもらえるのか
路地経営している場合は、10aあたり5万円の支援金です。
僕は最初勘違いしていて、農地台帳みれば自分の所有土地面積が把握できるので全土に適応できるのかと思い込んでましたがそうではありませんでした。
該当する土地に適応ということで、僕の場合は「肥料、農薬、資材購入」ということでしか考えていなかったので(正確にはもうひとつ項目ありますが)肥料をまく面積にしか該当しない。さらに7月内で使い切らないといけないという条件もあり、結構厳しいと思いました。(ただでさえここ最近雨続きですし)
つまり僕みたいに、肥料や資材を利用したいと思う方は、農協から肥料を買わないといけない上に今月中に使い切り、栽培日誌をつけないといけない状況になります。結構微妙感は漂います。
申請したら確実にもらえるのか
予算は200億、確実ではないとの回答でした。
しかも支給されるのは後になるので、持続化補助金に近いポジションになります。最悪、JAからモノを買わされるだけ買わされて支援金なしというパターンもありえます。
申請するのに必要なモノ
- 2月〜4月の売上記録
- 農地台帳
- 共済などのセーフティネットの加入、もしくは検討
結論
農林水産省が引き続き農業をしてくれる方を支援する仕組みだと思います。
給付金のような確実性はないですが、申請するだけならする価値はあるかと思います。新しい経営スタイルを知るきっかけになったり、導入するきっかけにもなって今までの経営から切り替える良い機会になると思います。